おせち Tier1

お雑煮(Twitter: @Ozounipokepoke)のブログです。

第1回芋煮杯オフ2024/02/11 【オフレポ】

0. はじめに

 アローラ~~。お雑煮です。第1回芋煮杯オフに参加してきました。対戦オフは4回目ですが,オフレポ投稿はこれが初めてでございます。毎度毎度書こう書こうとは思いつつ,怠惰に身を任せ筆を執らなかったり途中で筆を折ったりの自分を責めるばかりです。さっきブログの下書きに11月の某オフのオフレポの下書きが見つかり泡吹いて倒れました。しかし今度という今度は私も一念発起。自分書けます。書かせてください。大遅刻な気もしますが……。

 内容・表現については細心の注意を払って執筆・公開していますが,万一不適当な箇所がありましたら,お雑煮(@Ozounipokepoke)までご一報ください。

1. 申請から前日まで

仁義なき戦い:参加申請

 時は2023年12月10日20時00分,我々の”戦い”は既に始まっていた。そう,参加申請という名の戦いが。————まさかの申請開始2時間にして80人の対戦参加定員は満員,出始めるキャンセル待ち。正直,第1回の地方オフにして参加申請の段階でここまで熾烈な争いが繰り広げられるとは予想していなかったので驚きです。ひとえに主催のリホウさんの醸し出す安心感のなせる業でしょう。申請開始待機勢の一人だった私は何とかエントリーに成功しこの戦いを制したので,今こうしてオフレポを書かせていただくことができています。

 時は経ち2023年1月14日20時00分,我々は再び”戦い”に臨んでいた。そう,公式二次会参加申請という名の戦いに。————ということでこれまた爆速定員満杯の二次会申請。速かった……。私は昨年参加したLiBorn OFF Ⅳの二次会で,オフの二次会の楽しさというものを知ってしまったので,二次会申請開始時刻20:00になるや否や申請googleフォームの「送信」ボタンをポチー。甲斐あって無事申請成功。その後あまりの速さと申請の多さから,運営陣のご聖断により結局定員が当初の倍に拡大し,多くのオフ参加者が二次会にも参加できました。本当によかった。

前前前日

 出発前に終わらせるつもりだったタームペーパーがなんか知らないけど終わらなかったので,PCと資料も荷物に詰め込んで太平洋フェリーのフェリーターミナルがある苫小牧の地へ。バスの時間がギリギリで旅行初っ端から走る羽目になってました。アホ。

前述の通り,レポートを出発前に仕上げられなかったので,フェリー乗船後もレポート作成に勤しんでました。本当にアホ。21時頃にレポートを書き上げるも,おしゃべりする友達もネットもなく大変に暇だったので,この日はすぐ就寝。9時間半くらい寝ました。

前々日

 この日は仙台に住む旧友のお宅に泊めていただく約束をしていたので,彼と仙台で合流して仙台観光。仙台と言えば!の牛タン定食を食べたり,

宮城峡にあるニッカウヰスキー仙台工場で見学&試飲したり。

ずんだシェイクを飲んだり,

あとは,ダチョウやカエルなど珍しいお肉を取り扱っている「肉のささき」というお店に行ってワニ肉の唐揚げをいただいたり。

夜は同じく「肉のささき」さんで購入したイノシシ肉で,宿泊先を提供してくれた友人と牡丹鍋を作ってつついてました。

前日

 昼まで友人宅でゴロゴロし,昼飯を済ませてから,午後仙山線で山形へ乗り込みます。仙台-山形間の交通の便の良さにビビりました。電車一本で100分て……。

 構築がなかった上に雨も降りだしそうだったので,構築作成と試運転をするべくさっさと宿へ。宿に着いて早速Switchを起動……と思いきや,ここで宿の女将さんにつかまりなんやかやあって1時間ほど話し込んでしまいました……。予想外のイベントに一瞬「うお,めんどくさ!」とはなったものの,結構楽しかったので結果オーライ(?)

 その後女将さんに教えていただいた駅前の中華料理屋「山形五十番飯店」で夕食を取り構築作って就寝。

2. オフ当日

 7時半頃に起床。軽く朝飯を済ませた後ランクマしながら構築のチェック。数戦潜ったところ勝ち越しで朝ランクマを終えられたので,まあ行けるでしょうの精神でいざ会場へ。4回目のオフ参加ですが,未だに会場への道のりは緊張で手汗が泉のように湧き出ます。そんなこんなで10時頃に無事会場に到着し,入口付近で談笑していた本オフ主催のリホウさんと雷撃・LiBorn OFF主催のぼんこふさんにご挨拶をしつつ受付へ。くじを引いてブロック分けを見ると、自分は米沢牛ブロック。半年ほど前に山形へ免許合宿に来た時に合宿所で米沢牛のステーキを食していたので,正直この時は「この勝負もらったな……(笑)」と内心ほくそ笑んでました。米沢牛以外にも,ラ・フランスさくらんぼ,銀山温泉,……と数々の山形名物で卓の名前が彩られていて最高でした。参加者により山形を楽しんでもらおうという,こうした一工夫・ホスピタリティが随所にちりばめられたオフでしたね。

 調整の生集確認やパーティ登録を済ませ開会式へ。開会式でもリホウさんによる山形紹介が。本当に山形愛に溢れた素晴らしいオフです。参加者は東北住みとそれ以外が大体半々くらいのようでした。定期的に杜のヨウカンなど他のオフ会も開かれていますし,やはり東北ポケ勢は一大勢力ですね。ブロック内自己紹介でも9人中4人くらい(だったかな?)が東北在住でした。

使用構築

使用構築

1.ハバタクカミ|131-54-75-187-155-205

2.ゴリランダー|175-194-111-/-90-137

3.ブリジュラス|165-125-121-177-85-150

4.イーユイ  |131-76-100-205-140-152

5.水ウーラオス|175-200-120-/-81-149

6.フライゴン |155-94-106-143-100-149

 鋼や地面を呼ぶブリジュラスがフライゴンと結構相性よく使えそうだったので,(フライゴン+)ブリジュラスからスタート。前期の構築記事をいくつか拝読する中で,ステロブリジュラス + 最速身代りステラハバタクカミが相手のカイリュー・カミに有利を取れて強そうだったので,最終53位の闢夜さんの構築を参考に構築を作成。カイリューを抜いてフライゴンを入れる関係で,相手のハバタクカミと水ウーラオスがえげつなく重くなることを鑑み,気になっていた剣舞ゴリランダーを積みエースとして採用しました。

 身代りノマテラ爆音波フライゴンは,キョジオーン入りやドヒドイデ入りを主たる仮想敵として採用。ほぼ同じ範囲を持つ暁ガチグマと比べ,カイリューや眼鏡サフゴ,準速以下のラオス・遅いオーガポンの上を取っているのがよさげポイント。

参考元(掲載許可をとっていないので問題があればご一報ください。)→

SV S14 最終53位 レート2133 原点回帰展開対面スタン - 尸魂界

予選 午前

  1. vs カルーアさん 勝ち

イーユイ/イエッサン♀/暁ガチグマ (/オオニューラ/ウーラオス/テツノカシラ)

 イエッサン/こちらのブリジュラスを意識したイーユイのどちらに対してもアイスピ持ちの襷水ラオスが仕事できるので初手に水ラオスカルーアさんが初手にイーユイを投げてくれたので,初手対面のアドを維持しながらイエッサン♀とガチグマを倒して勝ち。水ラオスブリジュラスハバカミで投げていたので,実はカシラを投げられるとやばかった話が無くはない。

  1. vs 髪ゼロの悲報さん 負け

ブリジュラス/カイリュー (/ハバタクカミ/暁ガチグマ/ウーラオス/クエスパトラ)

 髪カイリューアカツキラオスブリジュラスまではよくある対面構築かと思いきや,6体目に阿佐ヶ谷姉妹ことクエスパトラの姿が。この手の対面構築にはステロブリジュラス→ステラ髪+襷ラオスの基本選出で行きたかったところが,1番下のヤツの眼力に負け選出をゆがめられてしまう……。結果相手の竜舞カイリューに為す術なくあっさり敗北。申請名とトレーナーアイコンのコンボからポケモンのニックネームに至るまで,言葉遊びに全力をかけていたのが強烈に印象的でした。(こちらのイーユイのNNにも反応していただいて嬉しかった……。)

  1. vs がーねっとさん 勝ち

アシレーヌ/キラフロル/キョジオーン (/カイリュー/パオジアン/テツノツツミ)

 待ちに待ったvsキョジオーン。ステロを撒けるブリジュラス + フライゴン + ゴリランダーで選出。フロルの前で身代りを置いたフライゴンがフロル・キョジ・削れたアシレを貫いて勝ち。

  1. vs しかばねさん 負け

トドロクツキ/Hドレディア/コータス (/ハッサム/タケルライコ/ハバタクカミ)

 ヒスイドレディア入り晴れパとのマッチ。構築作成段階で重かったポケモンがてんこ盛り&コータスドレディアも激重で,選出画面で卒倒しかけてました。何とかワンチャン初手コータスを身代りフライゴンで嵌めようという浅はかな目論見のもと初手にフライゴンを投げるも,初手トドロクツキにしっかりお咎めをもらいフライゴン撃沈。そのまま髪+水ラオスコータス+ドレディアで綺麗に詰められて完敗。この試合だけはどうあがいても勝てなかった気がします。

  1. vs ケチャワチャさん 勝ち

イーユイ/カイリュー (/竈オーガポン/ウーラオス/パオジアン/ハバタクカミ)

 LiBorn OFF Ⅳ ぶりの再会!初手でイーユイをこちらのブリジュラスに合わせられてヒヤリとしたものの,最速ステラ髪が良い感じに刺さって勝ち。

お昼休憩

 5戦目のケチャワチャさん戦が終わるころお昼休憩の時間になったので,ケチャワチャさん,あさのっちさん,こんちさん,(あともう一人お名前を聞きそびれてしまったッ……ごめんなさい…… !!)の4名にご一緒させてもらい,麺をすすりに街へ繰り出しました。

ラーメン屋からの帰り道,ケチャワチャさんに私の通っている大学を言い当てられて草生やしてました。

 昼食から会場に戻るとまだお昼休憩の時間があったのでトイレ行ったり会場内をぶらぶらしていると,予てよりお会いしたかったバンギラス使いのよぎすけさんと邂逅!!X(旧Twitter)では6年来くらいのFFですが,お目にかかるのは初めてだったのでなかなか感慨深いものがありました。皆さん,今のチョッキバンギはSラインが重要らしいですよ ?(よぎすけさん談) その後,LiBornOFFでお会いしたカスケードさんにご挨拶したり,ケチャワチャさんのご紹介でありげいつさんとも少しお話しできました。対戦オフは毎回,Twitter(現X)で(一方的に)認知していた強者の方とひょんなことからお話しする機会を得られるのが堪らんです。

 この辺りでお昼休憩が終わり,予選午後の部が開始。この時点で3-2で午後の3試合次第で予選抜けがありえる状態だったので,気合を入れなおしていざ6戦目。

  1. vs 二八勇喜さん 勝ち

悪ウーラオス/サーフゴー/カイリュー (/ドヒドイデ/暁ガチグマ/ポリゴン2)

 対塩同様ドヒド絡みには積極的に喉スプレーフライゴンを出していくつもりだったので,ステロ撒きのブリジュラス+フライゴン+ゴリランダーで選出。ブリジュラスをシャドボで倒した眼鏡サーフゴーの前にフライゴンを繰り出すと,サーフゴーを切りながらこちらの積みをケアする動きを取ってくれたので,ノマテラでシャドボを透かしながら身代りを置きつつノマテラ爆音波をぶっ放して,勝利。

  1. ぽっぴさん 負け

ドオー/アーマーガア (/イーユイ/テツノカイナ/テツノツツミ/カイリュー)

 相手の構築はアマガドオーツツミ。アマガもドオーも舐めくさった構築を持っていっていたので,選出画面から相当苦しかった……。とにもかくにもステロを撒かなきゃいかんと思いブリジュラス,アマガを流すためのイーユイ,ツツミを縛るのとドオーを流すためにゴリランダーを選出。ブリジュラスのラスカをドオーの急所に当てるなど運が加勢してくれた場面もあったものの,結局アマガドオーにつまされ毒も回り負け。

  1. さいの目さん 負け

悪ウーラオス/ハバタクカミ/カイリュー (/キョジオーン/礎オーガポン/イーユイ)

 本日二度目の対キョジオーン。決めていたキョジ入りへの選出,ブリジュラス + フライゴン + ゴリランダーで試合に臨みますが,悪ラオスカイリューにマジレスされて負け。塩ピンポ枠の宿命といいますか,やはり対面選出で来られた時に押し切られます。喉スプレーフライゴンは,一応対面選出にも抗う事(悪ラオスとかパオとかツツミとか)を意識しての真空波採用だったりしたのですが,さすがに髪に無抵抗すぎ。

 と,こんな具合に,予選4-4で抜けならず。2大会連続で予選抜けして正直調子に乗っていたところにきっちりお灸をすえられました。準速ブリジュラス抜きチョッキランドへの削りやミラーの行動回数を意識して最速ブリジュラスを連れて行きましたが,ブリジュラスが控えめならまた違う展開になりえた試合が2つほどあったり,正直試運転不足が否めません。それはそうとして,折角対面でポケモンをやる機会,フライゴンで少しでも皆さんに怪しんでもらえたら嬉しいなと考えていたので,対戦相手の皆さんが選出画面や試合中大変良いリアクションをしてくださって私はニコニコでした。(あわよくば配信台で披露できたらなとか妄想をしてましたがさすがにつめが甘かったです。) 次の大会はもっとしっかり準備していきます。

 さて,全試合消化し他ブロックの試合も終了したところで予選結果発表タイム。トナメ進出者の中にはお名前をよく耳にする猛者諸兄に混じって,オフ初参加と仰る方が何人かいらっしゃったのが印象的でした。ベテランと気鋭の新人がしのぎを削る素晴らしいオフ大会。米沢牛ブロックからはカルーアさん,しかばねさん,二八勇喜さん(五十音順)が決勝トーナメント進出!!お三方,改めましておめでとうございます。

 その後お昼にご一緒したこんちさんとSVで(←ここ重要)フレ戦したり,会場をぶらぶらしたりしていると,何やら会場の一角に3DSを握りメガがあーだのZがこーだのとわーきゃーしている怪しい集団がいるではありませんか……。混じりに行かない手がありません。こうなってはもう,目と目があったらポケモン勝負!の世界,芋煮杯オフ第二Roundです。

まさかの同年代のれもんドーさん,運営業務もお忙しい中対戦してくださったヨードホルムさん,雷撃#2ぶりにお会いしたヒマラヤさん,対戦ありがとうございました。カバマンダガルドコケコゲコツルギにボコられたり,飛行zギャラでメガヘラクロスをぶっ飛ばしたり,剣舞身代り地面zランドロスカバルドンがぶっ飛ばされたりで私は始終ニチャニチャしてました。やってるうちにどんどんUSUM集団が大きくなっていって笑ってしまった。もっといろんな人とやりたかった……!!

 皆さん,オフには3DSを持っていきましょう。3DSのオンラインサービス終了(2024/04/09)で7世代対戦はもうオフラインでしかできなくなってしまいます。皆さん,7世代をやりたくなったらオフに行きましょう。大事なことなので繰り返します。皆さん,3DSを持って対戦オフに行きましょう。

 三位決定戦・決勝戦まではまだ時間があったので,芋煮杯に行ったら是非ともお会いしたいと思っていたりあんさんへご挨拶をしに。りあんさんはこの日晴れパを使っていらしたとのことで,私も丁度予選でしかばねさんの晴れパにボコボコにされたばかりだったので晴れパ談義をしていると,れるさんと月光さんのお姿が。山形県民の月光さんに美味しい山形情報を色々教えてもらいました。主催・運営だけでなく参加者も山形を全力でプッシュしてくれる最高の地方オフ,芋煮杯オフ。

 そろそろ三位決定戦・決勝戦が始まりそうな雰囲気が出てきたので米沢牛ブロックのあった机に戻ります。予選で戦ったぽっぴさん・二八勇喜さんがいらっしゃったので,二八さんの決勝トナメのお話や,ぽっぴさんの雷撃・蒼炎でのお仕事のお話を聞かせてもらいました。ぽっぴさんのリコリコのパーカーがかわいかった

 そうこうしているうちにいよいよ三決&決勝タイム……の前に一旦KP発表のお時間。KP発表では一匹ごとにスライドがあり発表のストーリーもしっかり構成されていたのが,個人的にはとても新鮮でした。あのスライドを当日裏で作成していた運営陣の努力とエンターテインメント精神に頭が上がりません。ビアンカさんvsセクメさんの三決は,急所が試合を決する劇的な一幕もありつつ,最後はセクメさんのCに振ったチョッキエンぺルトのいぶし銀の活躍もあってセクメさんの勝利。皆さん,今のチョッキエンぺはS振りが重要らしいですよ?(セクメさん談) 61族のバンギラス・60族のエンペルトをそれぞれ愛好されるよぎすけさん・セクメさんの両氏が異口同音にS調整の重要性を語るのをお聞きできたことに,なんといいますか,個人的にすごく興奮してました。さんちゃんさん vs ジャックさんの決勝戦は崩しに行くジャックさんをさんちゃんさんが見事に流し切り,さんちゃんさんの勝利。さんちゃんさん優勝おめでとうございます。

 三決及び決勝は一緒にいた二八さんや,偶々近くにいらっしゃったカントーポケモンオフ主催のLiveraさんと観戦してました。7世代の頃から(一方的に)認知していたLiveraさんとはいつかお話ししてみたいとかねがね思っていたので,芋煮杯オフでお会いして近々再開するカンポケのお話も少しお聞きできてとてもラッキーでした。試合の合間にしかばねさんと「アイカツ !」無印の話に花が咲いたのもめちゃくちゃ楽しかった。しかばねさんのオフレポにて他シリーズの布教の追い打ちまで頂戴して,久々に私の中のアイカツ!熱が盛り上がっています今。決勝戦閉幕後,これまた私が7世代の頃から(一方的に)認知していたオノノクス使いのZoukingさんにご挨拶をしに。緊張と興奮で私が一方的にまくし立ててしまい恥ずかしい限りでしたが,真摯に話を聞いてくださって非常に助かりました……(対戦オフは毎回こんなのばっかり)。

 参加者で会場の片付けを手伝わせてもらい芋煮杯オフ全行程が終了したところで,山形テルサを後にし二次会へ。運営のトッティーさんに先導されるポタクの群れに混じり二次会会場へ向かう途中,芋煮杯申請を機にFFになった運営のしぃどらさんとお話しすることに成功。

二次会

 二次会会場「いろはにほへと 山形駅前店」に到着。同卓には予選ブロックを共にした二八勇喜さんとカルーアさんのお二人,きてふわさんとりあんさん,ともう一方(またまたお名前を聞きそびれてしまった……ごめんなさい……)。後から、オフ会場の撤収作業を終えていらっしゃった運営のつるさん。マニューラガチ勢のきてふわさんからマニューラの話をいっぱい聞けたのが非常に楽しかったです。我々がその場で思いついたのマニューラの型はほぼ全て育成・運用済みで唖然としました() あと二八さんがご飯と日本酒をマックスに楽しんでたのが最高でした。美味しい卵雑炊を作っていただきありがとうございます。

 最初同じ卓にいた6名の方以外に,LiBorn OFF Ⅳでお世話になったぼんこふさん・げーりーさん・オクトさんにしろさんとお会いできたほか,この日がはじめましてのユキぽけさんにZoukingさん,そして芋煮杯オフ準優勝のジャックさんともお話しできました。これまた7世代(以下略)……と思っていたユキぽけさんが,まさかのまさか,私のことをご存知だったようで大変恐縮してしまいました。昨年の第39回シングル厨の集いで当時初めてお目にかかったリホウさんから「お雑煮さんって,構築記事をよくリツイートされている方ですよね!」とお声がけいただいた時にも感じましたが,長年こちらから一方的に存じ上げていると思い込んでいた方がこうして話しかけてくださるというのは,いたく幸せなものです。ポケモンの上達はいつまでたっても牛歩ですが,気づかぬ間にこうしたうっすらとした他者との繋がりができているのを実感すると,長くTwitterポケモンをやっていてよかったなとしみじみ思います。

 幸せな時間はあっという間で,気づいたらもう二次会もお開きの時間。喉がガラガラになり魂で発声するリホウさんの一本締めで二次会は締めくくられ,後ろ髪を惹かれつつも宿に帰りました。

3. 翌日

 朝目が覚めるとチェックアウトぎりぎりの時間だったので,急いで荷物をまとめて駅へ。蔵王温泉に行きたいなあとぼんやり考えていましたが完全にノープランだったので,すぐに交通機関の時間を調べ,慌ててバスに乗り込んで蔵王温泉へ。

のんびりと……は行きませんでしたが温泉を時間が許す限り堪能し,飯を食うため山形駅周辺へとんぼ返り。お昼は栄屋本店さんでラーメン。

https://x.com/Ozounipokepoke/status/1756906220123038033?s=20

どうも「冷しラーメン」発祥の店らしかったですが,真冬にはさすがに温かいラーメンを食べたいので普通のラーメンを注文。美味しくいただきました。次は冷しラーメンを食べてみたいので,芋煮杯オフ第二回は是非夏季にお願いします。

 ラーメンで体を温めたところで,遂に今回の山形旅行最後の目的地————どんどん焼き おやつ屋さん————へ。

このお店はオフ当日,山形県民月光さんが推してくださったお店で,「どんどん焼き」なるものにかなり興味を惹かれたので,これは是が非でも行かねばということで行って参りました。ツイートにも書きましたが,独特のもちゅもちゅ感と,王道を往くB級感に,舌と心が鷲掴みにされます。第二回芋煮杯オフが開催された暁には(或いはそれ以外にもお近くにお立ち寄りの方は),皆様ぜひご賞味あれ。

 どんどん焼きで本格的にお腹がいっぱいになってきたところで,3日間お世話になった山形の地とも別れの時。仙山線に揺られて仙台へ行き,人生四度目の中野栄にも別れを告げフェリー「きたかみ」号(!)で北海道へ帰りました。

4. おわりに

 オフレポ書くのって難しいですね。しかし私もポケモン対戦オフ文化の隆盛を願う者の一人であり,少しでも多くの人に対戦オフの良さを発見してほしいので,これからもしっかり書いていきたいと思います。

 最後に改めて、お会いして対戦してくださった方・お話ししてくださった方ありがとうございます。そして何より主催のリホウさん、運営のしぃどらさん、つるさん、とってぃーさん、ヨードホルムさん、第1回芋煮杯オフの企画・運営お疲れ様です&ありがとうございます。芋煮杯オフが第2回、第3回、……と永く愛されるオフになることを切に願っています。

おさかな【ランクバトルs10/シングル6350/最高1940/最終1888】

まえがき

アローラ~~。お雑煮です。

ランクバトルの結果は振るいませんでしたが,SVで組んだ中では最も手応えを感じる構築ができたので,この感覚を忘れないように (あるいは忘れてもいいように) 筆を執ります。

お盆妖テラバガブを通すことに重点をおいた構築です。

結果/構築概観

最高レート1940
  1. 最終順位1,103位

    最終レート1,888

     


    1
    .イダイトウ |195-164-86-81-95-143
    2.ハバタクカミ|139-67-99-155-155-205
    3.ジバコイル |177-90-136-150-156-72
    4.キノガッサ |135-200-101-66-80-122
    5.ガブリアス |194-180-127-90-106-150
    6.イーユイ  |131-76-100-187-140-167

構築経緯

ガブリアス,②♂イダイトウ

9/20頃,スケイルショットガブリアスが強いという噂を耳にしたので,スケショガブからスタート。DLC解禁直前に使用していたお盆妖テラバガブリンクが,使用率最上位のポケモンとの殴り合いに強く (特にディンルー/カイリュー/ サーフゴー/ラオスあたり) 使用感が良かったため,型もお盆スケショフェアリーテラバで決定。

とある強者のスカーフ♂イダイトウにボコられて興味を惹かれていたので,同時にスカーフイダイトウも採用。

ジバコイル

ガブ,イダイトウが共に苦手とするカミ・ツツミに後投げ可能で,かつ2匹との耐性の補完に優れるチョッキジバコを採用。

④ハバタクカミ
上の3匹である程度対応力のある選出が組めていると判断し,より次にガブの積み技の起点をつくれるポケモンを探した。BSブエナカミが,電磁波・挑発による起点作成は勿論,ガブの有利な炎・鋼・毒タイプを誘えて優秀だったため採用。

キノガッサ,⑥イーユイ

ガブリアスを2手目,3手目に置く直線的な選出を想定したとき,テラスを切らずに幅広く殴り合えるポケモンが欲しかった。インファイトを採用したキノガッサが気になっていたため試しに採用してみたところ,
・炎・岩のオーガポンに強い

・ガブの得意なサーフゴーを誘う

・ガブの苦手な草タイプを誘いながら大きく削れる

など存外使用感が良かったためそのまま使い続けた。

ガブを通しにくい受けを崩しにいけて,ガッサと相性の良い眼鏡イーユイもガッサ同様使い続けた。

 

個体紹介

1.イダイトウ(♂)

テラスタイプ:水 特性:適応力

持ち物:拘りスカーフ

実数値 (努力値):195(0)-164(252)-86(4)-(0)-95-143(252)

技:お墓参り/ウェブタ/クイタン/アクジェ

<調整意図>

S:(スカーフ込み)最速ドラパルト抜き

<解説・雑感>

おさかな1。水ラオス,ノマテラカイリューに強気に出られるスカーフ枠である。パオや悪ラオスの不意打ちの上をとるためにアクアジェット採用。クイックターンの存在による初手投げ性能,通りの良い高火力一致技によるスイープ性能を備えており,試合の見通しを立てるのに大きく貢献してくれる。

テラスタイプはほぼ一致テラスからの2択だが,不意打ちのダメージを軽減できる水を選択した。(この記事を読んでいる皆様ならご存知のことと思うが,適応力の仕様上,テラスタイプでない方の元タイプの一致技は威力がテラス前の3/4になる上,一致テラスの上昇率も5/4と通常より小さい。そのため火力を伸ばすというよりも,耐性変化の側面を重視した選択。)

スカーフ水ラオスと比較した時の優位性としては,交代技とお墓の火力,神速無効,そしてカイリューサフゴに対する一貫の取りやすさ (テラスしていない状態の2体にはお墓が通り,片方がテラスしてもウェブタかお墓の一貫ができる) が挙げられる。一方で対パオジアン性能では大きく見劣りするため,パオに対してクイタンから安定して繋げられるポケモンを一緒に組ませてあげるべきだった。

適応力ウェーブタックルの火力がえげつないのだが,その分イダイトウ自身の消耗もえげつない。非抜群の一致技を大体耐えるくらいの耐久はあるが,それくらいしかないので,よくランドやノマテラカイリューと相打ちになっていた。さらに143という素早さが微妙で,なんと準速ランドと同速なのである (!) 初手ランド対面で毎度祈りを捧げながらウェブタを押すのはあまり健全とは言い難い。

とはいうものの,やはり一貫を作ったときの抜き性能には目を見張るものがあり,個人的に使っていて楽しいポケモンでもあったので,今後開拓が進むといいなあと勝手に思っている。

 

2.ハバタクカミ

テラスタイプ:炎 特性:古代活性

持ち物:ブーストエナジー

実数値 (努力値):139(68)-67(0)-99(188)-155(0)-155(0)-205(252) (A個体値0)

技:ムンフォ/祟り目/電磁波/挑発

<調整意図>

S:相手のブエナカミに同速勝負を挑むため最速。

H:176 (252)ツツミのフリドラ+ドロポン耐え

<解説・雑感>

元々ガブの起点づくりを狙って採用したポケモンだったが,結局相手のブエナカミやカイリューを止める目的でかなり多くの試合で選出することになってしまった。

補助技2種による起点作成は勿論のこと,鋼・毒・炎・電気を強く誘う性質上そもそもガブの有利対面をつくりやすく,前座として非常に優秀だった。ガブの積みを通すうえでやや厄介なカバルドンやディンルーを,誘いながら削って挑発することができる点も素晴らしい。

あとやっぱり電磁波麻痺が馬鹿。

3.ジバコイル

テラスタイプ:飛行 特性:アナライズ

持ち物:突撃チョッキ

実数値 (努力値):177(252)-81(0)-136(4)-150(0)-156(252)-73(0)

技:ラスカ/放電/ボルチェン/ヘビボン

<調整意図>

HD:カミツツミサフゴなどの攻撃を沢山もらうので特化。

性格:カミの突破をより確実にしたり,ラッキー/ハピナスに対して放電麻痺と併せて突破の可能性を上げたりするため,下降補正はAではなくSに。

<解説・雑感>

イダイトウのお墓の一貫がすごい構築に対して,カミツツミを流すために選出することが多かった。ミミッキュ・岩ポンなど一部の厄介な物理対面駒に対して有利をとれるのも便利。ドラパやサフゴの電磁波を受けながら裏のカミやイーユイにボルチェンで繋げられるのも偉い。……のだが構築全体で地面の一貫が凄まじいため,選出機会は結構絞られてしまっていた。

テラスタイプは緊急回避的に地面を透かすための飛行だが,動きとして弱すぎるので一回も切らなかった。たぶん,性格同様受けルのハピラキを突破する確率を上げる狙いで鋼とかでいい。

4.キノガッサ

テラスタイプ:ゴースト 特性:テクニシャン

持ち物:気合の襷

実数値 (努力値):135(0)-200(252)-101(0)-(0)-80-122(252)

技:インファイト/マッハパンチ/タネガン/岩封

<調整意図>
A:対オーガポンや対カミの勝率を高め,ゴリランダーを大きく削るため特化。

<解説・雑感>

胞子を振りまくことをやめ殴り合いに専念することにしたきのこ。初手のポンやゴリラに合わせて雑に削りを任せる他,雨イダイトウやトリルイダイトウ・ガチグマのためのストッパーとして選出する。またサフゴを誘い,ガブリアスの有利対面形成にも一役買う

技について,テクニガッサの強さの根幹を担うマッパ・タネガンに加え,今回はカイリュー意識の岩石封じと,相手の草ポケモン・草テラスを削るインファイトを採用した。インファイトは,ガブリアスが苦手とするゴリランダーやチオンジェンを相手の考慮外から削ってもらう (もしくは倒す) 意味合いが強いが,その他にもガッサの前で草テラスを切ってくれるポケモン (ドランやフロル) にテラスを吐かせたうえで対面勝てるようになったりと何かと便利。テラスと併せて,削れたノマテラカイリューを葬るのにも使える。勿論胞子が欲しい場面もある (カミ・パオ対面で顕著) ため,必ずしもインファ入れ得とは思わないが採用を検討する価値は十分にある技である。誘うサフゴに打点がないが,ガブ・イーユイ・ジバコが有利かつカミ・イダイも打点を持つので,必要なしと判断した。

5.ガブリアス

テラスタイプ:フェアリー 特性:鮫肌

持ち物:オボンの実

実数値 (努力値):194(84)-180(108)-127(92)-90(0)-106-150(220)

技:地震/スケイルショット/テラバースト/剣舞

<調整意図>

S:準速ウーラオス抜き

A:{+2} スケショ3ヒットで155(0)-101(4)パオ99%一発

HB:172(252)テラス炎ポンのじゃれつく14/16耐え

<解説・雑感>

おさかな2。テラス込みで幅広いポケモンと五分以上で殴り合うことができる。コイツが最強と信じて,このポケモンを主軸に構築を組んだ。そのため,選出画面や試合中は,ガブのHPのリソースをどこに割いてよいのか,ガブを通すために相手のパーティの誰をどうやって削るかなどを考える時間が長かった。(例えば,ガブリアスカイリューサフゴの両者に有利だが,HP満タンの2匹を1匹で見ることは難しいため,対サフゴでの負担を分散するためにジバコを噛ませるなど。) テラスも多くの試合でこのポケモンに切る。

ランド+カミの増加,ゴリランダーの増加,パオカミの復権など,さすがに終盤環境での刺さりはとても良いとは言い難かったものの,剣舞・スケショを積んだときの抜き性能は依然抜群だった。

スケショガブのテラスタイプは鋼とフェアリーが一般的である。鋼の主なメリットはカミとの役割関係が逆転すること,襷パオからの打点が接触技のみになり相打ちにもっていきやすくなることなどである。一方の妖テラスは,ディンルーや悪ラオスに顕著に強くなるほか,地震との攻めの補完に優れ弱点をつかれづらい。構築の大黒柱になってもらう以上撃ち合える相手を増やしたかったため,範囲が広く地震で弱点をつかれないフェアリーを選択した。

6.イーユイ

テラスタイプ:草 特性:わざわいのたま

持ち物:拘り眼鏡

実数値 (努力値):131(4)-76(0)-100(0)-187(252)-140(0)-167(252) (A個体値0)

技:オバヒ/放射/悪波/テラバ

<調整意図>

S:コノヨ,ランド,ラオス等の上を確実にとり,ミラーで同速勝負を仕掛けるため最速。

<解説・雑感>

おさかな3。ラッシャ絡みやドヒド絡みなど受け気質の構築に対して選出するほか,ステロコノヨ展開に対して初手に投げたりもしていた。最速のおかげで,塩入りの悪ラオスやチョッキイーユイに対しても最低限の攻撃ができるため,塩入りの対面構築に対して選出択にならずに出していける点が特に使いやすかった。

厳しいポケモン/無理なポケモン

"厳しいポケモン"は,そのポケモン一匹がいるだけで選出・動きが大きく制限されるポケモン,"無理なポケモン"は,選出段階では判別し難く試合中に詰みがわかる特定の型,というイメージ。

1.ゴリランダー

厳しい。イダイ・ジバコが動きを強く制限され,髪も十分に仕事が果たせない。何よりGFによる地震の威力減衰。カミかガブで削りきるために,ガッサのインファイトをぶち込むのがほぼ必須になってくる。このため,ガッサより速いとんぼ返り (1敗) またはグラスシード持ち (3敗) だとほぼ勝ちの目なし。偶に舐めくさったゴリラがガッサ対面剣舞をしてきて,インファ+マッパで無償突破させてくれるため,一転イージーウィンという場合もなくはない。

2. (スカーフ) 霊獣ランドロス

厳しい。上からの地震の一貫がヤバい。ただただヤバい。初手イダイトウでウェブタを当てに行くが,イダイトウの項で触れた通り準速ランドと最速イダイトウが同速であるためやってることがおかしい気はする。

3.キョジオーン

かなり厳しい。まともに崩しうる手段が,剣舞ガブか眼鏡イーユイしかない。この2匹のどちらかで裏ごと貫けることを祈る。

4.飛行テラバカイリュー (ラム,嘴)

かなり無理寄り。というのも,この手のカイリュー入りの対面構築に対しては基本キノガッサから入るのだが,ガッサの岩封でHPが3~4割削れたカイリューを上から一撃で倒す手段がこの構築にはほとんどないのである (イダイトウのウェブタくらい) 。そのためカイリュー1匹に1.5匹くらいもっていかれた状態を作られて,そのまま数的不利を覆せないまま負ける(いっ敗)。これに類する初手テラスして荒らす系のカイリューが悉くキツい。最終日にレートが1900前後から伸びなかった原因の一つは明らかに,この手の対面構築へ解答を用意できなかったことにある。選出画面で竜舞ノマテラと区別しづらいのが難しい。

選出例

1.イダイトウ+ジバコイル+ガブリアス

相性補完に優れた3体による比較的サイクル寄りの選出。対面操作技により削りを入れながら,ガブの有利対面で剣舞を通し,討ち漏らしをイダイトウでスイープするイメージ。無理なくこの選出ができると強い。何より蜻蛉ル (蜻蛉ではないが) が楽しい。

2.キノガッサ→ハバタクカミ+ガブリアス

最終的に一番多かった選出。行動保証もち(襷,ブエナ,妖テラス+お盆)で固めたシンプルな形。キノガッサで初手殴り勝ち,裏から出てきたカイリューやブエナカミにこちらのカミをぶつけながらラス1ガブで詰める展開が勝ちパターンとしては多かった。裏を返せばガッサが初手で満足に仕事できず数的不利を押し付けられると覆せず負ける。ゆえに初手カイリューが厳しい。

3.イダイトウ→??+??

スカーフっぽいランド入りに対して。開始0.3秒でウェブタを押す。相手がテラスを切ってくる場合も含めて意外と通る。ウェブタが通らず裏をガッサガブと選出していた場合,ガッサのマッパによる削りを入れておくことで,ガブの {+1} スケショ4ヒットが165(4)-110(0)ランドを飛ばしやすくなるのでマッパは素直に押した方がいい (1敗)。

4.ハバタクカミ→??+??

ステロ展開っぽい構築に対して,キノガッサのストッパー機能を残すために上からの挑発で展開阻害する。或いはドヒド入りのサイクルに対して,電磁波挑発で荒らしてから裏を通す。

5.キノガッサ→イーユイ+ガブリアス

主に塩入りに対しての選出。塩が選出された場合,ガッサでテラスを吐かせる。HD毒テラスならガブを,HB妖テラスならイーユイを,それぞれ通す。塩が選出されなかった場合でも,ガッサガブが殴り合い強めでイーユイも最低限それに参加できるため試合にはなる。

6.イーユイ→??+??

中盤流行した初手コノヨ入りへの選出。電気玉・お盆っぽいコノヨにはオバヒをうって上からワンパン。襷っぽいコノヨには悪波から入り,イーユイを突破するかステロを撒くかの2択を強いる。怯めばラッキー。裏の2枚は,相手のエースを止められそうな子を選択。

あとがき

3年前に初めて出した構築記事が1万字超えで流石にやりすぎたなと思い次は簡潔に書こうと決めていたんですが,今度もやっぱり冗長になってしまいました。反省です。

ここまで長文・駄文にお付き合いいただきありがとうございます。次はランクバトルでお会いしましょう。

※簡易版 襷ウツロイド×珠ギャラドス[ポケモン剣盾/s12(シリーズ7)/シングル6350/最終日最高531位/最終922位]

完全版リンク

襷ウツロイド×珠ギャラドス[ポケモン剣盾/s12(シリーズ7)/シングル6350/最終日最高531位/最終922位] - おせち Tier1

 個体や選出について詳しい解説を加えた完全版のリンクです。

パーティ俯瞰画像・レンタルコード

f:id:ozounipokepoke:20201208004607j:plain

レンタルパーティはしばらく開放している予定です。もしよろしければ使ってやってください。プレシャスボール色ギャラドスを見たい方も是非。

※ギャラの 努力値配分をより使いやすくなるように修正しました。完全版の「個別解説(詳細) 1.ギャラドス」の項で詳しく言及しています。

 コード:0000-0003-M5R0-0X

構築コンセプト

  1. 初手で襷ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが役割をこなしやすくするために,選出誘導を活用する。
  2. 軸の襷ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain・珠ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの型をカモフラージュし,試合の初動から主導権を積極的に握って,勝利まで逃げ切る。
  3. ステロと電磁波を撒いてギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを通すという単純明快な試合展開でもって,容易に勝てる試合を絶対に取りこぼさない。

 1.の選出誘導に関しては「カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainとウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainを上段に並べて,レヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainを出したくさせること」,2.の型のカモフラージュに関しては並びを少しでもサイクルらしいもの(f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain)に寄せること

の二点に特に注力しました。

個別紹介(簡易)

※実数値・努力値の表記は、H-A-B-C-D-Sの順です。

※紹介の順番は採用順に準じています。

1.ギャラドスf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain

特性:じしんかじょう

実数値:175-194-100-x-121-128

努力値:36-252-4-0-4-212 (いじっぱり)

:とびはねる/たきのぼり/ストーンエッジ/りゅうのまい

持ち物:いのちのたま

2.ウツロイドf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain

特性:ビーストブースト

実数値:185-x-67-179-151-170 ※BB発動時C上昇

努力値:4-0-0-252-0-252 (おくびょう)

:ヘドロウェーブ/パワージェム/電磁波/ステルスロック

持ち物:きあいのタスキ

3.カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain

特性:すなおこし

実数値:215-132-154-x-123-67

努力値:252-0-12-0-244-0 (わんぱく)

:じしん/ステルスロック/あくび/ふきとばし

持ち物:オボンのみ

4.ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain

特性:ばけのかわ

実数値:131-156-100-x-125-148

努力値:4-252-0-0-0-252 (いじっぱり)

:じゃれつく/ゴーストダイブ/かげうち/つるぎのまい

持ち物:のろいのおふだ

5.ウーラオス(一撃)f:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-182-121-x-80-163

努力値:0-252-4-0-0-252 (ようき)

:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/とんぼがえり

持ち物:こだわりハチマキ

6.テッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain

特性:ビーストブースト

実数値:204-x-138-143-122-96 ※BB発動時C上昇

努力値:252-0-116-20-4-116 (ひかえめ)

:エアスラッシュ/やどりぎのタネ/みがわり/まもる

持ち物:たべのこし

選出例

(1)ウツロ(先鋒)+ギャラ+詰め要員(f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainorf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain)

(2)ウツロ(先鋒)+ギャラ+クッション(f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainorf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain)

殆どの試合でにおいて,上記の(1),(2)の選出をしていました。

(3)テッカグヤ(先鋒)+2(例: f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain)

実績(s12結果)

・TN Inno-Cenpai

最高順位 531位

f:id:ozounipokepoke:20201205193242j:plain

最終順位 922位

f:id:ozounipokepoke:20201205194825p:plain

最終レート 1931

f:id:ozounipokepoke:20201205194854p:plain

最終日最高レート(参考) 197x

・TN オ・ゾーニ

最終順位 1939位

f:id:ozounipokepoke:20201205194923p:plain  

あとがき

 ここまでお目通しありがとうございました。もしご興味があれば以下の完全版もご覧ください。個体や選出について詳しい解説を加えた完全版のリンクです。→

襷ウツロイド×珠ギャラドス[ポケモン剣盾/s12(シリーズ7)/シングル6350/最終日最高531位/最終922位] - おせち Tier1

加筆修正履歴

・2020/12/6

「実績」の項を記事下部へ移動しました。

・2020/12/8

レンタルパーティ内のギャラドスの配分を再調整し,それに関して補足しました。

襷ウツロイド×珠ギャラドス[ポケモン剣盾/s12(シリーズ7)/シングル6350/最終日最高531位/最終922位]

簡易版リンク

※簡易版 襷ウツロイド×珠ギャラドス[ポケモン剣盾/s12(シリーズ7)/シングル6350/最終日最高531位/最終922位] - おせち Tier1

 使用したポケモンの調整先など最低限の情報のみをまとめた簡易版のリンクです。お時間のない方はこちらをどうぞ。

パーティ俯瞰画像・レンタルコード

f:id:ozounipokepoke:20201208004607j:plain

レンタルパーティはしばらく開放している予定です。もしよろしければ使ってやってください。プレシャスボール色ギャラドスを見たい方も是非。

※ギャラの努力値配分をより使いやすくなるように修正しました。「個別解説(詳細) 1.ギャラドス」の項で言及しています。

 コード:0000-0003-M5R0-0X

まえがき

 はじめまして。ごきげんよう。お雑煮と申します。剣盾s12ではこれまで以上に本気でランクバトルに取り組みました。(結果の数字は決して満足のいくものではないですが,)その爪痕を何かしらの形で残しておきたくなったので,こうして筆をとらせていただきました。構築全体の完成度はお世辞にも高いとは言い難いですが,環境でもあまり見かけない,それなりに面白い軸を発見したと自負しています。この記事が誰かの構築作りの,あるいは界隈の更なる発展の,一助になれば幸いです。

注意事項

  • 持てるものを極力書き尽くそうとした結果,全体的に冗長な文章となってしまいました。簡易版も用意したので,お時間がない方はそちらをご覧ください。
  • 検索すればわかる程度の非公式の略称を多用しています。
  • 能力ランクの昇降を[(能力値の略記)±n]のように表記しています。(例えば,[D+2]は「特防ランクが2段階上昇」の意)

以上三点,ご容赦願います。

 

以下常体            

ってヤツをずっとやりたかったんですが,気がつけば敬体で既に9000字くらい書いてあって,時すでに遅しでした。以上も以下も敬体です。

目次

簡易版リンク

パーティ画像・レンタルコード

まえがき

構築コンセプト

構築経緯・採用理由

個別紹介(簡易)

個別解説(詳細)

ギャラドス

ウツロイド

カバルドン

ミミッキュ

ウーラオス(一撃の型)

テッカグヤ

選出例

厳しいポケモン

全体の所感・総括

実績

リンク集

あとがき

Special Thanks

加筆修正履歴

構築コンセプト

 構築を組むうちに軸の方向性がぼんやりと見えてきた辺りからは,以下の3点を特に意識してするようになりました。 

  1. 初手で襷ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが役割をこなしやすくするために,選出誘導を活用する。
  2. 軸の襷ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain・珠ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain型をカモフラージュし,試合の初動から主導権を積極的に握って,勝利まで逃げ切る。
  3. ステロと電磁波を撒いてギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを通すという単純明快な試合展開でもって,容易に勝てる試合を絶対に取りこぼさない。

 1.の選出誘導に関しては「カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainとウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainを上段に並べ,レヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainを出したくさせること」,2.の型のカモフラージュに関しては「並びを少しでもサイクルらしくすること(f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain)」をそれぞれ意識しました。(実際どれほど効果があったのかはわかりませんが…。)

 構築経緯・採用理由

ギャラドスf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain

11月も残すところおよそ1/3といった頃,

  • 当時流行のCSサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainを[A+1]ダイロックで落とせる
  • ステルスロック+抜群ダイロックでASエースバーンf:id:ozounipokepoke:20201205222944p:plainを落とせる

といった高い火力を持つ「意地珠ギャラドスf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainが,環境全体でのギャラへのマークが薄くなっているのも相俟って通りが良いのでは,と予想したのがスタートでした。

ウツロイドf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainカバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain

珠ギャラを通すうえで,相手の気合の襷をほぼ確実に潰せ,パーティ全体に削りを入れられる,ステルスロックは必須だと考えました。そこで,

  • ギャラとの相性補完に優れ,ステロ欠伸吹き飛ばしでギャラの起点を作りやすい「オボンカバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain
  • ギャラの苦手な特殊電気一般に強めで,カバが初手に誘うポケモン(カプ・レヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainや鉢巻ゴリランダーf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plain)に対し優位に出られる「襷ウツロイドf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain

の二匹をステロ撒き・起点作成要員として採用しました。

ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain

ステロを撒いてギャラドスで相手のパーティを荒らした後で,試合を締めくくるポケモンを必要としていました。そこで,ポケモン界随一の対面性能・詰め性能を持つミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを,アッキの実を持たせて採用。(後に呪いのお札ASへ変更,後述)

 ②~④の3匹(f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain)は,軸のギャラドスにとって欠かせない性能を持っていると考えていました。そのため,組み始めの段階ですんなりと決まり,最後まで使い続けましたが,残りの2枠のポケモンは,最終日前日までにいくらかの試行錯誤がありました。残った2枠で補いたかった要素は主に以下の5つです。

  1. ギャラが取りこぼしがちなポリゴン2f:id:ozounipokepoke:20201205224006p:plainミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを倒せること
  2. 重いナットレイf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainへ後投げしサイクル不利を取らずに引かせられること
  3. ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを出せない構築相手にスイープ能力を発揮できること
  4. 最低限のサイクルパーツとしての鋼タイプ
  5. 受けサイクルへ抵抗力があること

⑤ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainテッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain

約1週間の紆余曲折を経て,最終的には

  • 特性の存在からナットf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainの様子見での守るを押させづらく,また皮の剥がれたミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain(アッキを貫通しつつ)一撃で倒せる「鉢巻一撃ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain
  • 特にf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainとタイプ・技構成の観点から相性が良く,守るによる相手のダイマ枯らし性能も期待できる「残飯テッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain

の二体を採用する運びとなりました。どちらも受けサイクルにある程度抵抗力があることも,採用を後押しした要因です。ラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainについては,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainが比較的起点にしやすく,かつ環境に数が多かったカプ・レヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainを選出させる狙いもありました。

 

 また,前述の「アッキミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain」は,ランクバトルに潜る中でアッキが有効に働く機会が少ないと感じたため,影打ちとゴーストダイブのリーチを伸ばした,意地AS振りの呪いのお札持ちに変更しました。

参考にした構築記事

【S12最高最終2109】明鏡止水カバゲンカグヤ【最終36位】 - まじゃいのアーティファクト

 1世代前の構築ですが,本構築のコンセプトの1つである,カバによる選出誘導はここから着想を得ています。また,最後の二枠を決定する際の指針としても,大いに役立っていただきました。(常に上記の構築を意識しながら組んだわけではなかったですが,結果的に"f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain毒・格闘"という並びをなぞっていました。) 

個別紹介(簡易)

※実数値・努力値の表記は、H-A-B-C-D-Sの順です。

※紹介の順番は採用順に準じています。

1.ギャラドスf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain

特性:じしんかじょう

実数値:175-194-100-x-121-128

努力値:36-252-4-0-4-212 (いじっぱり)

:とびはねる/たきのぼり/ストーンエッジ/りゅうのまい

持ち物:いのちのたま

2.ウツロイドf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain

特性:ビーストブースト

実数値:185-x-67-179-151-170 ※BB発動時C上昇

努力値:4-0-0-252-0-252 (おくびょう)

:ヘドロウェーブ/パワージェム/電磁波/ステルスロック

持ち物:きあいのタスキ

3.カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain

特性:すなおこし

実数値:215-132-154-x-123-67

努力値:252-0-12-0-244-0 (わんぱく)

:じしん/ステルスロック/あくび/ふきとばし

持ち物:オボンのみ

4.ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain

特性:ばけのかわ

実数値:131-156-100-x-125-148

努力値:4-252-0-0-0-252 (いじっぱり)

:じゃれつく/ゴーストダイブ/かげうち/つるぎのまい

持ち物:のろいのおふだ

5.ウーラオス(一撃)f:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain

特性:ふかしのこぶし

実数値:175-182-121-x-80-163

努力値:0-252-4-0-0-252 (ようき)

:あんこくきょうだ/インファイト/ふいうち/とんぼがえり

持ち物:こだわりハチマキ

6.テッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain

特性:ビーストブースト

実数値:204-x-138-143-122-96 ※BB発動時C上昇

努力値:252-0-116-20-4-116 (ひかえめ)

:エアスラッシュ/やどりぎのタネ/みがわり/まもる

持ち物:たべのこし

個別解説(詳細)

 記載している選出率/先発率/選出時先発率は,最終日前日~最終日の83試合のデータです。

1.ギャラドス(選出率:81.9%/先発率:1.2%/選出時先発率:1.5%)

f:id:ozounipokepoke:20201205160115p:plain

<調整意図>

特性: 相手のA下降による起点範囲の拡大よりも,自身のA上昇の方が重要だったため自信過剰。

性格・努力値

A: 抜きエースとして最大限火力を高め,削れたナットf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainなどもゴリ押したいので特化

S: [+1]時に最速アーゴヨンf:id:ozounipokepoke:20201205230901p:plain抜き(これは偶々です。そもそもは麻痺の入った[S+1]ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainを意識したSラインでした。)

H: 16n-1

B,D:余りを4ずつ

とびはねる: 抜き性能をまさに"飛躍的に"引き上げる,ダイジェットの媒体技です。ダイマが切れた後にダイマ枯らしができるのも地味に役立つ機会が。

ストーンエッジ: サンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plain他飛行タイプf:id:ozounipokepoke:20201205225251p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205231101p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainへの強力な打点になり,非ダイマ時にレヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainへの有効打としても重宝します。

たきのぼり: 非ダイマ時にも打ちやすく,追加効果も優秀な一致技。

りゅうのまい: レヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainクレセリアf:id:ozounipokepoke:20201205231236p:plainのような低下力を前にした時や暇な時に積めるほか,ダイウォールがあると相手の先行ダイマに対して切り返しやすくなります。

持ち物: ギャラに抜きエースとしての火力を出させるには必須の持ち物だと思います。

 

<解説>

 冠の雪原組解禁以来,環境からギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainが姿を消しました。そんな中,ことさら珠ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainのマークが薄くなっていること,(S12初期~中期に)流行したCSサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainを[A+1]ダイロックで倒せることに気が付いたのが,そもそもこの構築の始まりでした。環境に苦手な相手(f:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainHBf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205224006p:plainなど)は少なくないですが,ステロと組み合わせて使用することで,それなりの抜き性能・荒らし性能を期待できます。

 f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain自体が最低限の耐久のあるポケモンとはいえ,珠と砂嵐とでガンガン削れていくため,耐久面での過信は禁物です。特にダイマが切れた後は,ミミf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain剣舞影打ちなどでも容易に縛られてしまうため,いつ舞い,いつダイマの3ターンを使うのかの判断はかなり重要です。

 Sラインについてですが,耐久振りサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainのSラインとして実数値128(60振り)(=ギャラと同速)がかなりメジャーだったようで,もう1か2伸ばしておくべきだったかもしれません。幸いs12でサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainと同速勝負をする場面は発生しませんでしたが,無理にSを上げる必要がないことを認識しておくことで立ち回りに差が生まれる可能性は大いにありますよね。記事冒頭のレンタルパーティ内のギャラドスの調整もB,Dを1ずつ削ってSを1増やしました。

<所感など>

 個体は,2015年に配布された親名「PCひろしま」のプレシャスボール入りの色個体f:id:ozounipokepoke:20201205231638p:plainを使っていました。5年来のポケモンを使えたのもさることながら,プレシャスボールと赤いギャラドスが似合いすぎて,毎試合ニヤニヤしていました。苦手な相手の増加の影響から,思いついた頃と比べれば最終盤は幾分通しづらくはなりましたが,それでもなお特化珠の火力は魅力的で,そして何よりプレシャスボールの色ギャラドスを活躍させたい一心で,結局最後まで使い続けていました。

 

2.ウツロイド(選出率:95.2%/先発率:84.3%/選出時先発率:88.6%)

f:id:ozounipokepoke:20201205152321p:plain

<調整意図>

特性: これしかないため確定。

性格・努力値

S: 最速100族f:id:ozounipokepoke:20201205225251p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainやガブf:id:ozounipokepoke:20201205225231p:plainをはじめとし,付近に抜いておきたい相手が沢山いるので最速

C: 明確な役割対象はおらず,できるだけ高い打点を保ちたいためぶっぱ

H: HPが奇数になって気持ちいいので余り4振り

ステルスロック: コイツの採用意義。相手の頑丈や襷を潰すと同時に,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの一歩足りない火力を補います。

電磁波: Sの下がった相手を場に残し,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainのダイジェ及び自信過剰の餌にします。

ヘドロウェーブ: 初手に意気揚々と出てきた鉢巻f:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plainをワンパンするほか,無理矢理ダイマを切ってf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainの突破を試みるf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainを大きく削ることにも使います。

パワージェム: 必須……ではありませんが,岩技は多くの並びに一貫しがちで,暇な時に擦る技として優れます。

持ち物: このポケモンの物理耐久は紙同然なので,行動回数を安定して増やすためにこれ以上相応しい道具はありません。

 

<解説>

 襷ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainはこの構築の肝なので,特に重点的に解説します。

 巷ではパワフルハーブメテオビーム型f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが大流行していたため,ウツロの襷は殆ど警戒されていなかったように思います。周知のとおり,起点作成が「読まれない」ということは,それは直ちに起点作成要員としての強さに直結します。そういう意味でこのf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainはある種,最強の起点作成役だったかもしれません。(ラム持ち・先制技持ちが環境に少ないのも追い風でした。) また,ハーブメテオビームの圧力のお陰か,襷型を全く警戒されないのみならず,相手がウツロを積極的に落とそうとしにくるために,動きを推測しやすくゲームプランを組み立てやすかった事も素晴らしかったです。

 エースである自信過剰ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainとの相性も極めて良好でした。ギャラが苦手とする特殊電気を引かせたり,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが誘う鉢巻ゴリランダーf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plainを初手で落としたり,と親和性が非常に高いです。ウツロの弱点である鋼・地面・水をギャラドスが半減以下に抑えられるなど,単にタイプ補完の点でも優れます

 とはいえ,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを止めにこれるナットf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainやジバコf:id:ozounipokepoke:20201205225732p:plainに対して,まとめて不利を取ってしまうのはウツロイドの難点であり,彼らへのケアを構築全体でより強固にしていくのが,この構築の完成度を高める一つの方向性でしょう。

 

~初手の行動チャート~

 相手の初手は大抵カバf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainを強く意識したポケモンです。ですから,どんなにウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが刺さっていないように見えても,臆せずウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainを投げていれば,結果的になんだかんだ有利対面になりがちです。迷ったらとりあえずウツロ初手,くらいの心構えで結構です。(というより,ウツロを先鋒にしなかった場合,初手に鋼の翼サンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainを投げられるだけで試合が終了してしまうため,そのケアを考慮するとほとんどの試合が初手ウツロイドになりました。否,せざるをえませんでした。)

 実際の試合ですべてチャート通りに動いていたわけではありませんが,ウツロイドを初手に投げた時は,概ね以下のように技選択していました。

 ステロでokです。スカーフ持ち以外引いていきます。スカーフ持ちのみ水技で突っ込んでくるので,次のターンの水技に対してギャラバックが安定します。次のターン,ダイマを読んで再度ウツロ投げか,引きを読んで龍舞orダイジェットかは,相手の取り巻きなどから判断します。

  • 対ゴリランダーf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plain

 グラススライダーで突っ込んでくるので,返しのヘドウェでしっかりと落としに行きましょう。S12中は一度も当たっていませんが,相手が襷持ちだったりヘドウェを耐えてくるほどの耐久振りだった場合は,もう降参待ったなしです。

 この構築に対し初手に登板されたランドf:id:ozounipokepoke:20201205230149p:plainの動きは大抵,剣舞→ダイジェットです。初手のウツロランド対面は全く望ましくない状況であるため,選出画面から初手ランドが見え見えならば,こちらは輝夜f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainを先発させておきたいです。しかしもし対面してしまった場合は,ジェム+ステロの順でウツロを切りましょう。襷なので一応相手のダイマは2ターン使わせられます。99%地面技は飛んでこないので,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainバックは禁物です。

  • 対原種サンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plain

 ヤンキーダイスチルのケアでパワージェムを押していました。が,余程の事がなければ引いてくるので,ステロからでいいかもしれません。

 ダイマして突っ込んでくるのをケアして電磁波から入っていました。が,これも余程の事がなければ守ってくるので,ステロからでいいかもしれません。

  • それ以外

 電磁波が通らない相手を除き,原則電磁波→ステロです。電磁波から入ることで,f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainより速い相手に対しては電磁波で足を奪い,次ターン上からステロを押せますし,f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainより遅い相手に対しては麻痺により行動不能になるチャンスが増えます。 

 

~技選択について~

 ウツロの毒技の枠は,ヘドロウェーブorヘドロ爆弾が選択になるかと思います。本構築では,

・初手に誘ったゴリランダーf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plainを討ち漏らしたくないこと

・電磁波が通る相手には電磁波を押すため3割毒が生きる場面が少ないこと

といった理由から,ヘドロウェーブの選択です。

 また相手のカバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainを舐めくさった構築故,電磁波の枠を草結びにして使っていたこともありましたが,電磁波の方が段違いで便利だったので,最終的には電磁波になりました。

<所感など>

 恐らく100回以上はf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainの電磁波を押したと思いますが,記憶の限り片手の指で数えられるほどしか外しませんでした。本当に頭が上がりません。ありがとうございました。

 ところで,s12最終日はレート2000を目指して潜り最高時には1970代まで届いたのですが,その後の2000への道は,まさかまさかの襷電磁波ステロ型ウツロに閉ざされました…。ほぼ同じ型を使っておきながら,相手の電磁波を無警戒で負けたのは結構ショックでした…()

 Twitterで流れてきたs12の構築記事の中にいくつか襷ウツロイドの姿を見かけて少し嬉しい気持ちになっていました。皆さんヘドウェの枠は毒菱になさっていましたが…。

3.カバルドン(選出率:16.9%/先発率:2.4%/選出時先発率:14.3%)

f:id:ozounipokepoke:20201205161420p:plain

<調整意図>

特性: 砂嵐によるウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainの特殊耐久強化・相手の襷潰し・削りが強力なため砂起こし。

性格・努力値

H: 総合耐久意識でぶっぱ

B: A142珠ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainの一致130技が~207

  A192五里霧中Gヒヒダルマf:id:ozounipokepoke:20201205232139p:plainの氷柱落としが~212

D: C150ラプラスf:id:ozounipokepoke:20201205232304p:plainの一致130技が~212

  C172珠トゲキッスf:id:ozounipokepoke:20201205232321p:plainのダイソウゲン(草結び媒体)が~211

じしん: 構築全体で重めな電気タイプ一般への高打点。

あくび: ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの龍舞やミミf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain剣舞輝夜f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainの身代りとの相性が抜群に良く,採用しない理由なし。

ステルスロック: ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainでもステロを撒けますが,カバも撒けた方が立ち回りの自由度が上がるので採用。あって損はないと思います。

吹き飛ばし: カバf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainを起点にされてしまった後の,構築内での抵抗力が貧弱なのでカバ自身の起点回避能力は必須

持ち物: オボンの有無によって確定数が変わる技があまりに多いため,同じく回復効果のある混乱実や食べ残しと比べても,オボンに軍配。

 

<解説>

 HBD振りの,起点づくりとしては昔よくいた感じの構成・配分のカバです。カバを出さないと勝てないという相手が特におらず,エスf:id:ozounipokepoke:20201205222944p:plainなどにも後投げはかなわないので殆ど選出しませんでした。しかしながら,初手でウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが仕事をしやすいポケモン(f:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plainetc...)を誘うには絶対に欠かせない存在です。ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを全力で介護すれば確実にギャラで全抜きできると判断した試合や,対パッチラゴン入り・レジエレキ入りへの登板がメインです。

<所感など>

 半年ほど前に育成した個体をそのまま流用したため,調整は正直何のあてにもなりませんが,物理特殊両方面に程よい耐久力を発揮してくれたため,概ね満足しています。

 色違いが欲しかったため,先日アローラに帰省しワープライドをやりました。でも結局シーズン終了に間に合いませんでした。もう二度とやりたくないです……。

4.ミミッキュ(選出率:41.0%/先発率:0.0%/選出時先発率:0.0%)

f:id:ozounipokepoke:20201205163030p:plain

<調整意図>

特性: これしかないため確定。

性格・努力値

A: 影打ちやゴダイブの威力を最大限に高めるように特化

S: 極力上からゴーストダイブできるようにぶっぱ

H: HPが偶数だと落ち着かないので余り4振り

ゴーストダイブ: ダイマ枯らしに有効で,かつダイホロウの火力が高いため,霊技としてシャドクロよりも優先度は高いです。

かげうちつるぎのまい: ミミの打ち合い性能・縛り性能を引き上げる技二つ。

じゃれつく: 霊技と併せた時の等倍範囲が広く,また構築内に有効打点が少ないドラゴンタイプへ打つ技でもあります。

持ち物: 珠をギャラが所持しているため,珠以外の持ち物でゴースト技の威力を最大限に高めるお札を選択しました。

 

<解説>

 f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの二匹で荒らした後の詰め要員として,相手の素早さにあまり左右されず安定して高い性能を発揮できるために汎用性が高い,というのは今更言うまでもないですかね。必然的にもう一体の詰め要員である鉢巻ラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainと比べても,選出率は上がりました。

 時々する,ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを選出せずにミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを選出する試合では,相手の高速ダイマエース(例えば顎f:id:ozounipokepoke:20201205230901p:plainやパッチルドンf:id:ozounipokepoke:20201206111240p:plainのような)に対して,

 ダイウォール→ダイホロウ→ダイウォール→影打ち

のように動くケースが多いため,火力は伸ばせるだけ伸ばしました。ASミミッキュミラーをはじめとし,陽気の素早さが欲しい場面もないではないですが,間違いなく意地の火力に助けられた場面の方が多かったです。

<所感など>

 剣舞採用のミミッキュを使わなくなって久しかったですが(1年くらい?),改めて,剣舞ミミはいつの時代もコンスタントに強いポケモンだと,再認識させられましたね。

 素早さよりも意地の火力を優先したのは,概ね正解だったと思いますが,最終日一度だけ意地ミミッキュの同速勝負があっ (て,しっかり負け) た時は驚きました。ミミッキュは,珠陽気ASとアッキ耐久振り・イバンくらいしかいないと思っていたんですが,実際のところどうなんですかね。 

 5.ウーラオス(選出率:33.7%/先発率:0.0%/選出時先発率:0.0%)

f:id:ozounipokepoke:20201205164548p:plain

<調整意図>

特性: これしかないため確定。

性格・努力値

S: 対ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを意識して最速

A: 可能な限り火力を出すためぶっぱ

B: 何となく,物理技を食らう場面の方が多そうだと思ったため余り4振り

あんこくきょうだインファイト: 安定して高火力を出せる一致技として。

とんぼがえり: 主にナットレイf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainに後投げした後,裏を削りつつ対面操作するために採用。

ふいうち: ラス1ウオノラゴンを対面で倒したり,重めなレジエレキにワンチャンを賭けます。

持ち物: ウーラオスの存在が構築に欲しくて採用したため,持ち物は相手のサイクルに負担をかけられそうな鉢巻を(半ば適当に)選択。行動保証のあるスカーフでもよかったかもしれませんが,鉢巻のお陰で勝てた試合が幾つかあったので最後まで変更しませんでした。

 

<解説>

 カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainと共に,相手のレヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainの選出を誘うのが最も重要な役割です。が,その割には選出率は高めです。

 選出は主に対ナットf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plain入りで,その他にも高耐久の高速再生技持ちが多い構築に対して,ウツロギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの裏としてミミに代わって置く場合が多かったです。特性の存在によりf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainに守るを押されづらいため,後出しから蜻蛉を通して有利対面を維持し続けやすいです。

 また,被選出率の高かったミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainに対して,

HPが1残ったf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainに飛んでくる影打ちにf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain受け出し→蜻蛉でf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainを切りつつ皮剥がし→死に出し暗黒強打

で上から縛る動きがかなり優秀です。

 削れたレヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainは基本的に珠ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainのダイジェットの(,場合によっては龍舞の)おやつです。ギャラで全抜きできそうになったらラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainはさっさとレヒレf:id:ozounipokepoke:20201205221854p:plainに落としてもらい,ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの起点にしていきましょう。

 不意打ちの枠は雷パンチも一考ですが,前述の通りレヒレに打点を持つ必要がなかったことなども踏まえてこの技構成にしました。ですが,結局不意打ちも一度も打たなかったので,もはや別の技でもいいのかも……?

<所感など>

 f:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainの採用自体は◎でしたが,最終日前日の急な採用だったので,一撃or連撃や持ち物の選択をはじめ,まだまだ考察の余地はあると思います。最終日殆どのf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205224006p:plainが突っ張ってきたのはいい思い出です。

6.テッカグヤ(選出率:31.3%/先発率:12.0%/選出時先発率:38.5%)

f:id:ozounipokepoke:20201205165738p:plain

<調整意図>

特性: これしかないため確定。

性格・努力値

H: ナイトヘッドや地球投げを身代りが耐えるようにぶっぱ

B: A182ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainの水流連打が~36(残飯回復×1込み,255/256で2耐え)

 A200ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainの暗黒強打が~118(残飯回復×1+寄生木吸収×1込み,確定で2耐え)

S: 麻痺した最速アーゴヨンf:id:ozounipokepoke:20201205230901p:plain抜き

エアスラッシュ: ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが辛い,相手のウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainへ削りを入れる打点であり,偶に打つダイジェットの媒体であり,麻痺と併せて運勝ちも狙える,優秀なウェポン

やどりぎのタネ: (命中以外は)安定した削り技であり,重要な回復ソースであり,時に対面操作技でもあります。相手のポケモンには外しますが,絶対に外せません。

みがわり: 持ち物や他の技との相性が抜群で,残飯輝夜の性能を大きく左右する技。

まもる: 同上。相手のダイマ枯らしのためにも欠かせません。

持ち物: 混乱実が弱体化した今世代,この構築に限らず耐久型の輝夜の持ち物は残飯一択な気がします。

 

<解説>

 全ポケモン界でも指折りの優秀な耐性をもち,後出し性能に非常に長けているため,主に初手ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainの引き先として選出します。この構築内で水地面勢(f:id:ozounipokepoke:20201206112352p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201206112544p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201206112554p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201206112604p:plain)とまともに付き合えるのがテッカグヤくらいのものなので,彼らを見た時はほぼ確実に選出します。また,ステロや電磁波・欠伸など,やどみがとシナジーのある要素を沢山構築に盛り込んでいるため,高耐久のクッションとしてだけではなく,時に優秀な詰ませ役としての活躍を見せます。

 ですが,苦手なメジャーどころであるエスf:id:ozounipokepoke:20201205222944p:plainやサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainへの安定した引き先を構築内に用意できなかったため,選出時はどうしても慎重なゲームメイクを強いられてしまうのは,少々扱いづらいところです。ギャラが苦手なポケモンが,輝夜のそれと被りがち(というよりサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainのこと)なのもややマイナスポイントか。

 前述の通り基本的にはウツロからの引き先として選出しますが,初手のダイマランドを選出画面で見切った試合・連撃ウーラオスが初手に出てきそうな試合ではウツロに代わって先発させます。

<所感など>

 ウツロが電磁波を殆ど外さない分なのか,この子f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainは寄生木もエアスラも外し放題の,超絶お茶目さんでした。

 正直なところ,剣盾s12では7世代程の強さは感じられませんでしたが,まだまだ秘められたポテンシャルをもったポケモンだと信じているので,今後のポケモン界隈のロケット型開発には期待を寄せています。

 

選出例

 選出時の考え方や指針を,多かった選出例とともに紹介します。

(1)ウツロ(先鋒)+ギャラ+詰め要員(f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainorf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain)

 ウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainで起点を作り,ギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainダイマを通し,裏で削りきる,最も単純かつ最もパワーの出る選出です。基本的にラス1には,行動保証があり積み技と先制技を持ったミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを選出します。ナットf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainやポリ2f:id:ozounipokepoke:20201205224006p:plain絡みの構築に対してはそれらを一旦流してステロの削りを入れるためにウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainを選出することが多いです。

(2)ウツロ(先鋒)+ギャラ+クッション(f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainorf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain)

 相手のドラゴンタイプやテッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain・ブリザポスf:id:ozounipokepoke:20201206132530p:plainあたりへのクッションが欲しい時には,ウツロギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの裏にテッカグヤf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainを選出することがありました。メインの勝ち筋は(1)と変わりません。カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainを選出するのは,対ドリュウズf:id:ozounipokepoke:20201206132749p:plain入りや,詰め要員よりも欠伸での起点づくりが欲しい場合です。基本的にはミミやラオスの方を優先して選出するため,このタイプの選出はそれほど多くはなかったです。

 

 f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを選出して確実に敗けるヴィジョンが見えた時・余程他のポケモンが刺さっている時を除き,選出は「ウツロ+ギャラ@1」の形をとります。以下の二つの選出をする時はほぼ非常事態ととらえます。変に怖気づいてウツロギャラを出さないよりも多少無理を通しすようにするくらいの方が,結果的に勝率は上がります。

 

(3)テッカグヤ(先鋒)+2(例: f:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plain+f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain)

 初手剣舞ダイマランドf:id:ozounipokepoke:20201205230149p:plainが見え透いている時や,相手の構築にラグf:id:ozounipokepoke:20201206112352p:plainがいた時の選出です。この時でも残りの二体にはウツロギャラf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを置くことが少なくないですが,テッカグヤに十分な起点回避性能が備わっていない都合上,相手の先行ダイマを凌いで裏から捲り返すためにギャラよりミミf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを優先して出すこともあります。

(4)自由に3匹

 どうあがいても勝てないと思われるパーティ相手にせめてものベストな足掻きをする時です。無意識にこれをやっていることに気がついたら,直ちに冷水を頭からかぶって目を覚ましましょう。

厳しいポケモンとそれらへの対策

 繰り返しますが,初手でウツロイドの有利対面を誘発させギャラドスを通すことに死力を尽くすというのが本構築の根幹をなす方針です。そのため,苦手とするポケモンも主に,

  1. ウツロイドf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが起点を作りづらいポケモン
  2. ギャラドスf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを通すのが困難なポケモン

の二つに大別されます。ここではその二つの視点から,代表的な厳しい相手をいくつかピックアップします。

 

1. ウツロイドが起点を作りづらいポケモン

1-1 初手の地面タイプ(f:id:ozounipokepoke:20201205230149p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201205225231p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201206112352p:plain,f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain,etc...) 

 基本的に地面タイプはf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainの圧力によって,初手には出てこない前提で初手ウツロイドを出します。そんなわけで,ウツロが有効な打点を持たず且つ電磁波を入れられない地面タイプは何であれ厳しいです。

  1-1-1 カバルドンf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainラグラージf:id:ozounipokepoke:20201206112352p:plain

 一歩間違えれば,欠伸ステロでガッツリ展開を取ってくるこの2匹は特にきついです。カバは幸い,初手f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainvsf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plain対面で欠伸を押されたことはほぼなく,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainに即引きすると龍舞読みで吹き飛ばしを押してくれるので,ダイジェット→ダイストリームorダイジェットの流れで,苦し紛れですが何とかギャラを展開していました。(願望プレイですが,意外とうまくいきました。) 起点作成型のラグは一度も初手で対面していないのでわからないです。

  1-1.2 剣舞ランドf:id:ozounipokepoke:20201205230149p:plain

 初手で電磁波を入れられず,[A+2]エッジでこちらのf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを突破しうる,剣舞f:id:ozounipokepoke:20201205230149p:plainはそこそこキツいです。運よく選出画面でダイマランドを察知して,初手にf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを合わせることさえできれば,わりと何とかなりますが。最悪,ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainを駆使してダイマを枯らして無理矢理誤魔化します。

1-2 連撃の型ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plain/任意のラム持ち

 連撃f:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainについては,水流連打でウツロf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainが襷を貫通されてワンパンされますし,ラム持ちについても行動が一度無駄になります。どちらも最悪の場合(≒f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainより速い場合),ウツロが何もできずに倒れていきますが,どちらも環境に数が多くなかったために助かっていました

 

2.ギャラドスを通すのが困難なポケモン

2-1 ミミッキュf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain

 ダイマターンを確実に一ターン皮に消費させられ,また状況が万全でなければ死に出しからf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainが突破されます。そのため基本選出では、ステロが入り皮の剥がれたミミを確実に倒せる,鉢巻ラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainかミミf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plain置くようにしています。また,事前に皮を消費させておけば,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainも止まりません。

2-2 火力が高く、速い電気タイプ及び電気技持ち

 特に苦戦したものには、レジエレキf:id:ozounipokepoke:20201206133926p:plain,スカーフサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainが挙げられます。電気タイプに対してのS操作手段に欠けるこの構築にとって,f:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainがS+1状態で抜けない電気タイプのポケモンは,もうどうしようもないくらい致命的に重いです。特にf:id:ozounipokepoke:20201206133926p:plainについてはf:id:ozounipokepoke:20201205223502p:plainと組まれている場合が多々あり,f:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainを選出しづらいのも苦しい点の一つでしょう。

2-3 ポリゴン2f:id:ozounipokepoke:20201205224006p:plain/HBサンダーf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plain

 どちらも死に出しからダイマを切ることで,多少削れていたとしてもf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainの攻撃を耐えダイサンダーで倒しにこれますステロとf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainを駆使して,再生技を押させずに引かせられれば,珠ギャラを通すプランでも勝機はありますが,苦しげな立ち回りを強いられます。

3.ウツロが起点を作りづらく,ギャラを通しづらいポケモン

3-1 ジバコイルf:id:ozounipokepoke:20201205225732p:plain

 頑丈イバン型にギャラが倒される(orダイマを枯らされる)・ダイマ同士の打ち合いでf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainが負ける・f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainから有効な打点がない,などなどキツい点を挙げ始めたらきりがないですね。f:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plainの流行もあってか,終盤にはだいぶ数を減らしていたのは助かりました。

3-2 ナットレイf:id:ozounipokepoke:20201205224032p:plain

 f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainからの打点に乏しく,ステロも半減,更には多少削れていても守るでダイマ枯らしまで行える,こちらにとってはもはや最恐のポケモンと言わざるをえません。ウーラオスf:id:ozounipokepoke:20201205222158p:plainで引かせながら,前述の対ポリ2/HBサンダーと同様に,ステロを踏ませていきたいところです。(でも残飯によって,繰り出すだけで回復されるので,結局きついです。)

全体の所感・総括

 パーティ構築時点での目論見通り,多くの試合で初手にウツロイドの有利対面を作って展開をつかんでいけたのは,コンセプトの面から言って大成功でした。選出誘導に精を出した甲斐があったと言えましょう。また,f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222132p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plain のタイプ補完を活かしたサイクルやf:id:ozounipokepoke:20201205222723p:plainのみがまも・f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainの襷・f:id:ozounipokepoke:20201205223928p:plainの化けの皮・ゴダイブなど,相手のダイマを強引にいなす手段を自然に構築に盛り込むことができたことも,8世代の構築として強化につながった要素だったと思います。

 半面,f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainf:id:ozounipokepoke:20201205221614p:plainを選出できなかった時や,ウツロで満足に後続の起点を作れなかった時のパワーの低さは大きな課題の一つです。f:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainを選出できなかった時の対応力」を上げるよりも「如何にf:id:ozounipokepoke:20201205221421p:plainを選出するか」に重点をおいた構築作りだったため,ある程度仕方のない部分ではありますが…。

 また,珠ギャラドスを通すうえで「ステロを撒く」という手段自体が,s12の環境においての最適解たるかどうかについても検討の余地があったでしょう。具体的な問題点としては例えば

  • 積みエース一般が苦手とする,襷持ち(特にカウンター持ち)のポケモンが環境にほとんど見られなかったこと
  • ステロを一回踏ませたところで[A+1]雨ダイストリーム(>[A+1]ダイロック)ではダイマックスしたHBf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainを倒せないこと
  • CSf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainであればステロを踏ませずとも倒せること

などなど…。一般論としての抜きエースとステルスロックの親和性の高さについては,言及するまでもないですが,環境と噛み合うかどうかというのは,それはまた別の問題になってくるのかな,とs12を通じて考えさせられました。

 実際,私以外にs12で珠ギャラを使っていたプレイヤーの中には,壁ドラパと合わせて使っていた人もいるようです。こちらは,壁によってHBf:id:ozounipokepoke:20201205222912p:plainの攻撃を耐えられるため,上記の課題を一部解消できています。→

【S12使用構築】強堅ジバコイル×暴虐ギャラドス【最終109位、レート2079】 - パピコおいしい

実績(s12結果)

・TN Inno-Cenpai

最高順位 531位

f:id:ozounipokepoke:20201205193242j:plain

最終順位 922位

f:id:ozounipokepoke:20201205194825p:plain

最終レート 1931

f:id:ozounipokepoke:20201205194854p:plain

最終日最高レート(参考) 197x

・TN オ・ゾーニ

最終順位 1939位

f:id:ozounipokepoke:20201205194923p:plain  

リンク集

・構築作成時に参考にした構築記事→

【S12最高最終2109】明鏡止水カバゲンカグヤ【最終36位】 - まじゃいのアーティファクト

 ・s12で「壁ドラパ+珠ギャラ」で好成績を残している構築記事→

【S12使用構築】強堅ジバコイル×暴虐ギャラドス【最終109位、レート2079】 - パピコおいしい

・「個別解説」のPGL風個体紹介カード→

ぽけっとふぁんくしょん!|PGLカード風個体紹介ジェネレーター

・各ポケモンのドット絵→

ひこちゃんず!

Serebii.net Sword & Shield Pokédex

あとがき

 ここまでお目通しいただき,ありがとうございました。このページでは「筆者⇄読者」の関係でしたが,いつかランクバトルの荒波の中で,再び巡り合えることを楽しみにしております。

 ではでは。

 

 

 以下は本構築とはほとんど関係のない,おおよそ筆者の雑談みたいな感じになっているので,ここらでブラウザバックしていただいて,大いに結構です。

 

<結果について>

 そもそも構築の始まりは珠ギャラの破壊力に惹かれ,珠ギャラを全力で通そうとしたところからでした。にも拘わらず,シーズン最終盤,弱気になってギャラを選出せずに負ける試合(=ギャラを出してればほぼ通っていた試合)が幾つかあって,今となってはそれが一番悔しいです。構築を,ポケモンを,延いては過去の自分自身を最後まで信じる力が足りていなかったのだと思います。 (某国民的アイドルアニメ「アイ〇ツ!」でも「夢は運だけじゃなくて 心のチカラ だから逃げちゃダメだよ」と歌われていたと記憶していますが,今,身をもってそれを実感しています…。)

 

<初めての構築相談・共有について>

 ところで,ポケモン対戦を始めて早3年(3年?!),今回初めて,友人と構築の軸の共有・相談をしながらシーズンの一か月を過ごしてみました。結論から言って,これは大成功でした。例えば,思いついたことを相手に伝えようとすることで思考の整理になったり,レスポンスのあるメモ帳としてチャットを使えたり,同じ構築を使うことで試合のサンプルが倍(以上)に増えて構築の穴を見つけやすくなったり,対戦数を稼ぐモチベーションになったり,同じポケモンを使っても人によって立ち回りに結構大きな差があることに気づかされたり,…などなどなどなど。そもそも彼と対話をしていなければ,この構築に辿り着くこともなかったと思いますし。

 私は,SNS上で他人との距離を詰めるのが得意ではない(今期相談していたのもSNS上以外で親交のある友人) ので,構築相談みたいなことも殆どしたことがありませんでしたが,またポケモンを再開した暁には他の方ともやってみたいな,と少し思ったりしました。

 

<Special Thanks>(※敬称略)

・シーズンを通して一緒に戦い抜いてくれた,謎の人物X

・構築記事を書こうか否かと思案していた時背中を押してくれた,ぽむ

・学校の期末試験前にゲームにいそしむバカ息子を生暖かく見守ってくれた,両親

・4年前にA0テッカグヤを譲ってくれた,妹

・期末試験を延長してくれた,学校

加筆修正履歴

2020/12/6

「実績」の項を記事下部へ移動しました。

言葉の乱れを一部修正しました。

12/7

言葉の乱れをさらに修正しました。

12/8

レンタルパーティ内のギャラドスの配分を再調整し,それに関して補足しました。

12/26

面倒くさくなってしまったのでダメ計の追記を諦めました。

2021/1/2,5/19

言葉の乱れをさらに修正しました。

   サムネ用画像   

f:id:ozounipokepoke:20201206163625j:plain